気付けば
貴方はどこにもいない
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いつのまにかこの日記を、埋めていたY先輩が
消えていく。過去になっていく。
思いは伝えられず、もう引き返せない。
もう何週間、貴方の姿を見ていないことだろう?
同じ学校の下、授業をうけ生活してるのに
見つからない―――見つけられない。
何かが私を、拒んでいるようであって
こんな時、ふと貴方と同じ学年だったらなんて考えちゃうんだ。
そんな幻想、悲しすぎるから
手で丸めてゴミ箱に、ポーンと捨て去った。
結局、私は前にも進めず 後ろにも引き下がれず
身動きが取れないまんまだよ。
貴方を忘れて、同じクラスのNの胸に
飛び込めたらどんなに、ワタシは幸せでしょう?
ねぇ これ以上私を引っ掻き回さないで
ねぇ 貴方を乗り越えられる方法を教えて
決心した日
貴方との糸はプツン
と音を立てて切れた ハズなのに
それでもココロの端は貴方と繋がったまま
絡み付いて離れない
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