−傘−

小さい頃から

耳を伝わり
受け取る声は

ノイズばかり

「汚らしい―――醜い―――なんでこんな子なんて
　　　　　産まれて来てしまったの!!!？」

みんなが私を蔑む声



ねぇ神様

私は存在すべきではなかったの？

ねぇお願い

存在するなら意義を…意味を下さい


コワレルマエニ―――――………、、

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この悲しみという名の雨から

キミを守る　　


　『僕は傘になりたい』


大きい傘にすれば　多くの人を救える

けれど

僕は重みによって　きっと潰れてしまうから



君を守れる最低限で良いんだ

この雫が君に触れないように
君に笑顔が灯り続けるように


そう





『僕は傘になりたい』